暑い日は、子どものリフレッシュと、あせも対策と、心身発達をかねて、湯水遊びをさせてあげたいですね。
湯水遊びデビューは、0歳のお子さんでも早すぎることはありません。
お座りができると遊びの幅も広がりますが、お座りができない子は体を支えてあげて、洗面器のお湯に手を入れるだけでも十分です。
気をつけたいのは、0~3歳の乳幼児には、お水でなくて、お湯を用意することです。
32~37度くらいのぬるい露天風呂、というイメージでしょうか。
たらいや、ビニールプール、ベビーバスに、お湯を入れてあげて、ベランダや庭で遊ぶだけで、非日常の体験ができて、子どもは大興奮します。
といっても、最初から喜ぶ子は少なくて、見慣れないシチュエーションに泣いてしまう子も多いのです。これは当たり前の反応ですね。
怖がる子は、まずは、屋外で洗面器にはったお湯を、手で触らせるだけで大丈夫。
いきなり裸や水着にすると、そのシチュエーションにびっくりしてしまうようです。
途中で脱がせやすいよう、ゆったりしたTシャツと短パンで、遊び始めましょう。
ばしゃばしゃやっているうちに、ずぶぬれになり、楽しくなってくるでしょう。
子どもが慣れて、だんだんのってきたら、脱がせてあげてもいいですし、シャツのままお湯に入って遊び続けても大丈夫。
気をつけたいのは、直射日光があたらないように気をつけるか、帽子をかぶらせてあげること。
また、10~15分の短時間ですぐにやめるか、こまめに休憩させて、水分補給を。
休憩をはさんだ場合でも、40~50分ほどをめやすに「続きはまたこんどね」といって、切り上げましょう。
そして、ほんの一瞬でも目を離さないよう、気をつけてください。乳幼児は転んだりすると、たった5センチの水でも溺死してしまうのです。荷物を取りに離れる場合は、必ず子どもを連れていくようにしましょう。
湯水遊びに慣れていけば、水の面白さを知り、やがて、大きなプールでも楽しく泳ぐ練習ができるようになるでしょう。
湯水遊び、大好きになってくれるといいですね。
Photo by Steven & Courtney Johnson & Horwitz