2歳くらいから就学前までの子供の身体は、どんどん成長していきます。
このあたりの年齢の子供は、特に洋服もすぐに小さくなってしまい、着られなくなることが多いでしょう。
良質な栄養がたくさん必要な時期ですが、身長を伸ばすための栄養とは、いったいどんなものなのでしょうか。
●3大要素
タンパク質、カルシウム、マグネシウム
身長を伸ばすためといえば、まずカルシウムが浮かびますね。カルシウムをたくさん含んでいるのは牛乳ですが、飲み過ぎは肥満の原因にもなるとも言われています。
つまり栄養を含む限られた食品だけを食べていれば身長が伸びる、というわけでなく、ある特定の食品ばかりを摂るのは、反対に健康を害することになるので、バランス良く栄養が摂れるような食事が大切になります。
体をつくるにはバランスの良い食事が基本ですが、やはり成長期の子供には、特に意識してたくさん摂りたい栄養素もあり、それがタンパク質やカルシウム、マグネシウムなどになります。
特にカルシウムの摂取量が日本ではとても低くなっていますので、普段から牛乳だけではなくて、カルシウムが豊富な小魚や海藻などもバランス良く摂るようにしたいですね。
また、カルシウムと同時によることで効果が発揮されるのが、マグネシウムです。
ほうれん草や大豆、いんげん豆やかつおなどはマグネシウムが豊富です。
筋肉や骨の材料となるお肉、お魚などのタンパク質も必要ですし、同時にビタミンなども必要になります。
身長を伸ばすためには、栄養が偏らないように、バランス良く摂ることが一番大切です。
食べ物だけでなく、適度な運動や睡眠も必要ですから、大きく丈夫な体をつくるには健康な生活が欠かせないのですね。
Photo by Donnie Ray Jones