離れていても、年1~2回は、パパの実家に行く、という家庭が多いようです。
特に子どもが生まれた後は、孫を見せるという目的もあって、夫婦だけの時より「連れて行かなきゃ」と義務感を感じるママも多いのではないでしょうか?
子どもが生まれる前は、義両親とおしゃべりしたり、家事を手伝ったり、お嫁さんとして求められることに応じて過ごします。
けれども、赤ちゃんが生まれると、お世話に追われて、過ごし方は一変します。
なのに、パパのふるまいが変わらないと、ママは慣れない場で、よい嫁とよい親を一人で担当しなければいけず、てんてこまいになってしまいます。
大げさに言うなら『アウェーでたった一人で戦う』状態になりかねません。
自宅に戻ってから、不満が噴出してケンカにならないよう、帰省前にパパにお願いしておきましょう。
●頼みづらいことはパパから言ってもらう
「子どもの前でタバコをやめてほしい」「危険なものをどかしてほしい」「○○を買ってきてほしい」など義実家に要望がある場合、パパから言ってもらうと衝突が避けられます。
帰省前から予想できるリスクは、前もって、パパから伝えてもらうよう、相談して頼んでおきましょう。
●ママが家事を手伝ってる間は、パパが子どもを見る
義母と料理をしているところへ子どもが後追いしてくると思ったら、パパは寝転がってテレビに夢中になってた、なんて。イラっとしますね。
自分の実家なので羽を伸ばしてくつろぎたい気持ちはわかりますが、父親になったことを自覚してほしいですね。
「大好きなパパに、楽しいアレをやってもらおうか」など、両親の前でパパがいいところを見せられるよう、やや強引に子守りをふってみましょう。
逆に義母から「子どもがいるから、ママはお手伝いはいらないわよ」と言われたら、素直に甘えましょう。
どんなに不満があっても、パパにとっては大事な親なので、露骨にクレームを言うのでなく、ソフトな頼み方をするとパパも気分を害さずに済みます。
ママは気を使って疲れることが多いですが、義両親との良好な関係は、やがて「祖父母の愛情」「思い出」など我が子の財産となります。
どうしても無理な場合は「子どもが小さいうちは移動が負担になるから」と帰省を断るのもアリかもしれません。
Photo by James Emery