男の子と女の子ではしつけ方が少し違うようです。
成長とともに、だんだんと性別による気質の違いが大きくなるので、それぞれに見合った育て方が必要になってきます。
男の子を育てるうえで外すことが出来ないしつけについて考えてみたいと思います。
親としてやってしまいがちなのが、「男の子なんだからしっかり育てないと」という思いから、どうしても頭ごなしに怒鳴ることです。
「なんで出来ないの!」などと頭ごなしに親から何度も言われれば、子どものモチベーションも下がります。
さらに、自分は出来ない子どもなんだと、自己肯定感を持てなくなってしまいます。
しっかり育てよう、男の子らしく強くなってほしい、という親の思いが、逆効果になってしまうのです。
また、頭ごなしに怒りはするものの、結果的に甘やかしてしまっている親も多いようです。
「しっかりしなさい」とは言うものの、「男の子なんだから仕方がないか」とおもちゃの後片付けなどを親が代わりにしたりして甘やかしてしまうのです。
これではいけません。
男の子でも、小さい頃からしっかりと家の手伝いをさせて、生活力を身につけさせることが大切なのです。
そして、男の子の場合、ママが肩代わりをしてしまうことも良くあります。
忘れ物をしないようにと、先回りして準備をしてあげるのですが、これは子どもの自立心を阻んでしまうことになります。
時間がかかったり、失敗をしてしまうこともありますが、これも子どもの成長のなかでとても大切なことです。
頭ごなしに怒らないこと、そして、自立心が育つように厳しくもおおらかな心で、男の子の成長を見守ることが、男の子のしつけで大切になるでしょう。
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