結論から言ってしまうと、ぐずらないようになる確実な子育ての方法はありません。
その理由はとても単純で、子どもはそれぞれに個性があり持って生まれた性格が違うからです。
どんなに穏やかなママに育てられても乱暴な子どももいますし、言葉使いが悪い親に育てられても礼儀正しい子がいます。
もちろん家庭環境は成長や子どもの性格形成に影響を与えますが、それだけがすべてではないので、ぐずらないように育てようとしてもそれが上手くいくとは限らないのです。
ですが、ぐずりがひどいという場合には原因が考えられます。
スキンシップが足りていない、親が急かすことが多い、子どもの体調がよくない、など、ぐずるようになるにはいろいろな原因があり、重要な子どものサインであることが多いのです。
もし、ぐずらないように育てたい場合は、それらの原因となることをしないようにするといいでしょう。
と言っても、どんなこと原因になるかも子どもによって違うので、最初から「ぐずらない子に育てたい」という気持ちは放棄してしまった方がいいかもしれません。
子どもは気持ちをうまく伝えることが出来ないので、ぐずるというのは一種の感情表現になります。
暑い寒い、お腹が空いた、眠い、だるい、欲しいなどすべての感情を「ぐずる」に込めてしまうのが子どもなのです。
それを無理に押さえ込んでしまうと、逆に今度は感情を内側に閉じ込めるようになってしまいます。
もちろんシチュエーションによってはぐずりを押さえなくてはいけないこともありますが、自分の気持ちを伝えられるようになると自然にぐずりも減ってくるので、それまではあまり神経質にならずに見守っていきましょう。
Photo by May F.