夜22時から朝2時の間に深い眠りについていると、疲労が回復されたり、美肌を保ち、老化を防止すると言われていますが、この時間が一日の中で最も成長ホルモンが分泌されているようです。
人間にとって、睡眠が体を健康に保つ重要なポイントとなっており、赤ちゃんにとっても成長する上で睡眠は必要不可欠なものとなっています。
赤ちゃんが眠っている姿を見ると、スヤスヤと心地良い顔をして眠りについていることが多いものです。
ムニャムニャと口を動かして眠っている赤ちゃん、急にニコッと笑みを浮かべながら眠っている赤ちゃん、笑みを浮かべたかと思えば泣きそうな顔をしながらも眠りについている赤ちゃんなど、眠っている時の赤ちゃんの表情はさまざまです。
これは、赤ちゃんは眠っている時に1日を振り返り、思い出しながら学んでいるということの表れだと言われています。
見る物すべてが新しく感じる赤ちゃんにとっては、1日で得る情報は、赤ちゃんの脳をパンパンに埋め尽くしてしまうくらいの情報量です。
この、ものすごい量の情報を、赤ちゃんは眠っている間に整理しているわけです。
整理された情報は、赤ちゃんが持つ知識としてまた一つ、二つと増えていき、日常の生活に大きな役割を果たしてくれるものです。
例えば初めて砂遊びをした日に、赤ちゃんは砂を触ったり、口に入れて吐き出してしまったりと、砂に関する情報が頭にインプットされます。
そのインプットされた情報が眠っている間に、砂の感触や口に入れるものではないことなどを整理しながら学び、知識へと結びつけていくのです。
赤ちゃんにとって睡眠は、大人以上に大変重要なものなのですね。
Photo by Raul Hernandez Gonzalez