一日中、注意しないといけない子どももいれば、大人しくあまり手のかからない子どもいます。
同じ年齢の子どもでも、落ち着き具合はかなり違いますし、また同じ家庭に育った兄弟姉妹でも、落ち着きがなかったり、おとなしかったりと、かなりタイプが違うものです。
落ち着きのなさというのは、ほぼ生まれ持った性格ではあるのですが、その原因が食事にあるかも知れないという報告もありますのでご紹介します。
落ち着きのない子どもに摂らせたい栄養成分として推奨されているのがミネラル分です。
ミネラルが不足することによって、落ち着きがなくなっていると言われています。
カルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラル分は、成長に関係する重要な栄養素ですから、特に成長が著しい小さな子ども達にはたくさん必要になります。
ミネラルは、身体の成長に必要な栄養素であると同時に、白砂糖や添加物を消化するためにも利用されます。
つまり精製された白砂糖や添加物の多い食生活を続けていると、ミネラル分が自然と不足してしまうのです。
身体の中のミネラル分が不足した状態が続くと、身体の調節機能や脳内の神経伝達の働きに悪影響が出てしまいます。
そのために、感情の起伏が激しくなり、落ち着きがなくなってしまうのです。
ですから、ミネラル分がバランス良く含まれた食事によって、落ち着きのない子ども達も穏やかになれるのです。
自然塩やお味噌や醤油、海藻類や根菜類は、体液のミネラルバランスと同じと言われています。
生まれ持った性格がありますので、もともと活発な子どもには、これらの食材を使った食事を食べても、なかなか効果があらわれないこともあるでしょう。
しかし、これらの食材を多く取り入れたバランスの良い食事によって、落ち着きのない気質も次第に緩やかになるでしょう。
もちろん、市販されているお菓子の与えすぎも見直して、食生活の見直しをしてみましょう。
Photo by PROSteven & Courtney Johnson & Horwitz