生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて、ママやパパは、ただただ元気で生まれてきてくれたことに感謝をします。
しかし、子どもが次第に大きくなるにつれて、知らず知らずのうちに親は子どもに対して多くを望むようになり、よその子どもと比べるようになります。
体重や身長、首すわりや歩き始めがいつだったか、などの比較から始まり、次第に「あの子には出来ることが、うちの子には出来ない!」と、常に比べては不安になったり、イライラしたりするようになります。
他の子どもと比べるのは良くないこと、と頭では分かっていながら、ついつい無意識のうちに比べてしまう、と困っているママも多いのではないでしょうか。
このように、つい無意識に、よその子と比べてしまうのは、どのような心のメカニズムがあるのでしょうか。
ママが、自分の子とよその子を比べてダメだ、と感じてしまう時は、たいてい、ママ自身が自信を失っている時です。
ママ自身の心の状態によって、子どもを見る目が違ってきます。
同じことを子どもがしても、これも個性だから、と前向きに感じることもあれば、どうしてうちの子だけ、と不安になったりイライラしてしまう時もあります。
これは、たいていママの心が弱っている時です。
まずはママが自分を肯定する心を持つことが大切です。
周りの評価に頼らず、自分自身で選んだことを毎日の生活のなかで行っていくことが大切です。
家事や育児をなんとなく、仕方ないからやるのではなく、自分がやりたいからやっている、と前向きな気持ちに切り替えることが大切です。
そうすれば次第に、うちはうち、よその子はよその子、と自分の子どもを信頼出来る気持ちが生まれてきます。
また、子どもを比較するなら、今とこれまでの子どもの状態です。
これまでは出来なかったことが出来るようになった、など子どもの成長に目を向けましょう。
よその子と比べていてばかりいては、子どもの些細な成長に目を向ける余裕がなくなってしまうでしょう。
Photo by Jay Malone