発達障害の疑いがある子どもは、育てにくいことが多く、非常に特徴的です。
しかし、小さいうちには、一般的な他の子どもとの違いが分かりづらいために、ママも育てにくい子どもに対して、1人で悩みを抱え込みがちです。
発達障害と一口に言っても、いろいろな種類があり、それぞれの特徴もかなり違いがあります。
ここでは、発達障害の種類や特徴などをご紹介しますので、参考にしてください。
●うちの子は育てにくい!「発達障害」かも!
発達障害は、大きく3つの種類に分けられています。
「広汎性発達障害」は、コミュニケーション能力や社会性に関する脳の領域に関連する、発達障害をまとめた名称です。
「広汎性発達障害」の中には、さらに「自閉症」「アスペルガー症候群」「レット症候群」などが含まれており、それぞれに特徴があります。
「自閉症」の場合には、言葉の発達の遅れやコミュニケーションの障害、パターン化した行動やこだわりなどが特徴として見られます。
「注意欠陥多動性障害」には、ADHDとも呼ばれ、集中できない、じっとしていられない、衝動的に行動する、などの特徴があります。
「学習障害」の場合には、知能は低くないのに、読む、書く、計算する、などが極端に苦手であることが特徴です。
●他にも「吃音症」や「トゥレット症候群」も発達障害に含まれます
基本的にどの種類の発達障害でも、対人関係を作ること、コミュニケーションが苦手で、その個性的な行動や態度によって、自分勝手であるとか、変わった人、と周囲から敬遠されることも多いです。
発達障害は、脳機能の発達が関係している生まれつきの障害なので、親の躾や環境が問題ではありません。
発達障害の子どもは育てにくくママは大変ですが、しかし本人も周囲からの理解を得られず辛い思いをしています。
もしかしてうちの子も発達障害かも知れない、と思ったら、地域にある療育センターなどで気軽に相談してみてください。
Photo by Jon Ovington