子どもの中には何度注意しても危ないと言うことを平気でやる子がいます。
しかも1度のみならず何度も繰り返しするので、親としては本当に泣きたい気持ちになるのですが、なぜ子どもは危ないことを何度でもしようとするのでしょうか。
●危ないという認識がない
子どもは動きが活発ですから、良く転び怪我をするという子も良く見かけます。
最近は怪我をさせないようにと動きを抑える親御さんもいますが、動きを抑えてしまうと子どもが伸び伸びと育つことができませんし、何より危ないことを経験することができません。
危ないことを積極的にしようとする子は経験しなければそれが本当に危ないという認識を持つことができませんので、何度でもしようとするのです。
ですから本当に危ないということを認識するまで多少の怪我を黙認するくらいの気持ちで見守ることが大切です。
●楽しいからやる
また危ないということを認識していても楽しいからやると言う子も中にはいます。
子どもは危険や安全よりも、楽しいことを優先させますので、危ないと分かっていても危なくない状態で強いようとするのです。
ですからいくら親が前に危なかったでしょうと言っても聞かないときは聞きません。
口で言うよりも、多少の怪我をするまでやらせることも時には必要なのです。
ただし、包丁やガス、火、先のとがった棒などを使う、川に一人で行こうとするというように命の危険性が高いものは避けるように注意しましょう。
強めに言えば子どもは親が真剣に怒っていると理解しますので、本当に危険なことは危険と伝えてください。
Photo by Sang Trinh