最近では多くの産院でバースプランを書かせてくれるようです。
バースプランは、自分がどのようなお産をしたいのか希望を病院側に伝えるものですが、産院や妊婦さんの状態によっても、どこまでが実現可能なのかは異なっています。
出産は人生で何度もあるものではありません。
貴重な体験ですから、出来るだけ後悔のないように、自分の希望に沿った出産をしたいものです。
バースプランの内容は、初産の場合は特に知らないことが多いですから、専門医や先輩ママの意見なども参考にしながら計画をしてみましょう。
では、他の妊婦さんはこのバースプランにどんなことを書いているのでしょう。
どんなバースプランがあるのか、内容をご紹介しましょう。
『分娩方法』や『分娩する部屋のタイプ』『夫の立ち会い出産にするかどうか』、『入院する部屋』や、『沐浴指導』について、入院や分娩時の処理などについてを、バースプランで希望を提出します。
妊娠から出産までには実にたくさんのプロセスがあるのですが、その一つ一つを自分でどんな方法で行うかを考えるのがバースプランです。
お産までの流れを知ることも出来るので、じっくりと考えてみると良いでしょう。
分娩方法は、普通分娩、座位分娩、フリースタイル分娩、水中分娩などがあります。
呼吸法もラマーズ法やソフロロジーなどがあり、無痛分娩や和痛分娩、アロマセラピーを利用した分娩方法もあります。自分の好きなＣＤを持ち込んで音楽をかけながらというスタイルもあります。
産院によっては、ベッドのある洋室や、畳の上で陣痛を乗り切る和室などいくつかタイプがあるようです。
出産直後の赤ちゃんをママの胸に乗せてスキンシップをはかるカンガルーケアの有無や、出産後の部屋を母子同室にするのか、それとも別室にするのかも、このバースプランで決めていきます。
産後に入院する部屋も、大部屋で他のママさんと育児方法について話したい、個室で静かに過ごしたい、などなんとなく希望を考えておくといいでしょう。
もちろん、お産は何があるかわかりませんから、バースプランの希望がすべて通るわけではありませんし、緊急帝王切開に切り替えるなど、全く違った方法になるケースなどもあるでしょう。
しかし、バースプランを立てることで、受け身ではなく、どう赤ちゃんを迎えたいか、より出産が具体的に身近なものに思えてくるでしょう。
Photo by erik langner
