文化やライフスタイルが異なれば、当然子育ての方法や考え方にも違いがありますが、その中でもよく比較されるのが日本とアメリカです。
まず遊ばせ方ですが、日本では公園などに行くと子どもを自由に遊ばせますが、アメリカでは親がずっとついてまわります。
意外かもしれませんが、アメリカは子ども同士の喧嘩などトラブルが起こらないように、どこにでもくっついていくというのが一般的になっているそうです。
ただし多国籍国家なので、自分とは違う文化や考え方を受け入れられるように、寛容さを育てるということも重視されています。
日本では常識にのっとって、「これはこうじゃなくちゃいけない」という教育をしますが、アメリカではいろいろなやり方を自由に実践させます。
そのため日本人は人と違うことをするのは苦手ですが、アメリカ人は自由奔放に自分も他人も受け入れられる寛容さを持っているのですね。
そして、もう一つ寝るときに関しても違いがあります。
住宅事情も関係していますが、日本では子どもが小さいうちは親が一緒に寝るのが普通です。
ですが、アメリカでは赤ちゃんのころから自立心を育てるために一人で寝かせます。
銃社会とも言われるアメリカは、昼間でも子どもに危険が及ばないように親が守るので、その代わり夜は一人にして自立心が育つようにしていると言われています。
日本は以前と比べるとだいぶグローバルになってきていますが、それでもアメリカとはこれだけいろいろ違いがあるのです。
ただし、どちらが良い悪いというのではなく、子育てにはいろいろな考え方があるのであまり神経質になる必要はないということです。
Photo by Philippe Put