結婚すると多くの場合女性が男性の家に嫁ぎますから、今までとは環境が大きく変わる事もあります。
赤ちゃんが生まれると慣れない土地での子育てをする事になるので、いろいろな意味で孤独を感じるママも多いのです。
●ママの方が慣れない土地にいくことが多い
多くの家庭ではママが子育てをして、パパは仕事をして家族を養います。
仕事があるので子育てはママがほとんど1人でこなす事になりますが、生まれ育った土地での子育てでも時に行き詰まり落ち込んだり、こんなはずじゃなかったと思ったりしてしまいます。
でも友人や家族がそばにいれば、家に来てもらい話をすれば少しでも気は楽になります。
何かあった時も頼れる人が近くにいるというだけでも、心強く感じるものです。
ところがパパの転勤や新たな土地での新生活のスタートをする場合は、知り合いも親も遠く離れた慣れない土地での子育てとなるので、何かあった時も頼れる人が近くにいないという心細い状態となります。
孤独というのはそれだけでも人の気持ちを弱くさせてしまう傾向があり、子育ての不安や悩みが加わると更に加速します。
●慣れない土地で孤独な子育てをするママのつらさ
特に遠方に引っ越した場合は、地域の風習や考え方も違うため、近所づきあいや地域のルール、ママ友との付き合い方も勝手が違い、よけいに気を使います。
人間関係の距離感がつかめず、土地勘もなく、なんとなくひきこもりになって、平日は子どもと密室で過ごすママが多いのです。
職場で仕事仲間ができるパパに比べて、専業ママはパパしかつながる相手がおらず、気分転換もなく、ストレスが溜まります。
●パパが聞き役になって
こういう時はパパが話を聞いてくれるだけでもママは気持ちが楽になります。
愚痴ばかりで嫌な思いをする事もあるかもしれませんが、一生続くわけではありません。
ママも新しい環境に慣れてくれば、友達もできるでしょうし、自治体などにも今はママをサポートする制度があるので、そういうところを利用するよう働きかけてみましょう。
少しの間だけ、パパがママの頼れる人になってくれたら、こんなに心強い事はないでしょう。
Photo by Juan Pablo Bellenger