海外では子どもの誕生日を選び、良い日にする計画分娩を行うケースが見られ、特に中国や韓国、台湾などでは縁起の良い日を誕生日にするために分娩をコントロールすることがあります。
●誕生日=出産日を選ぶ方法
自然分娩の場合には、赤ちゃんが生まれてくるまで待っているしか方法はありませんが、その他の分娩方法であればある程度赤ちゃんが生まれてくる日をコントロールすることができるのです。
中国や韓国、台湾で誕生日を良い日にしようと考えられるのは、占いを重視する文化が深く関係しているからだと思われます。
陣痛促進剤や帝王切開などの生み方で赤ちゃんに運勢の良い誕生日をプレゼントしたいと考えている両親が多いそうです。
勿論、100%の確率では希望している日に出産することは不可能ですが、高確率で運勢の良い日に出産できる方法として、中国や韓国、台湾では帝王切開などを選択して、計画出産を考える人が増加しています。
●具体的にはどのような運勢があるのか
運勢の良い日としては他の人から困った時に助けてもらえる星を多く持っている貴人、特定の分野での才能に恵まれる天徳、月徳と呼ばれるものが挙げられます。
このような日は占いに基づいて算出され、よく使用される占い方法として四柱推命と呼ばれるものがあります。
生まれた年や月、日をトータルに見て運勢を占う方法なので、赤ちゃんの誕生日がポイントになってくると考えられています。
もっと細かく見た場合には、生まれてくる時間まで関係してくるのだそうです。
●日本でも流行の兆し
子どもの名前は、親からの最初のプレゼントと言われますが、誕生日すら親からのプレゼントと考えられているのですね。
日本でも最近は計画分娩や帝王切開をする人が増えていて、胎内の赤ちゃんの発育にもよりますが、おおよそ38~39週前後で出産日を決めることが多く、祝日やキリのいい数字などを選ぶケースもあるようです。
Photo by Ed Schipul