夕方になると決まって激しく泣く状態を海外では、「コリック」と呼ばれています。
日本では「たそがれ泣き」とも呼ばれている現象のことなのですが、このコリックに世界中のママ、パパも泣かされているようです。
●赤ちゃんが夕方になると決まって激しく泣く「コリック」とは・・
お腹もいっぱいでおむつも濡れていないのに、いつまでも泣き止んでくれない。
ママの方こそ泣きたくなるのが「コリック」です。
日本では、たそがれ泣きのことで、世界中の赤ちゃんに見られる状態のことのようです。
特に理由もないのに、夕方近くになると生後間もない赤ちゃんが、世界中のさまざまな国で泣いているのですから、とても不思議な現象です。
顔を真っ赤にして泣き叫ぶ我が子に、夕方になるのが怖いというママやパパも多いようです。
●諸説あり!たそがれ泣き「コリック」の原因
このたそがれ泣き、「コリック」の原因にはいろいろな説があります。
消化不良などで腹部に不快感があるのではないか、という説や、生まれつき刺激に対して敏感な脳の特徴があるからではないか、という説などもあります。
げっぷがうまく出せずお腹にガスが溜まっているのが原因と考える欧米では、コリック対応の哺乳びんが売られていたりします。
他にも諸説あります。
夕方になると疲れてくるから。
ママが夕方は家事で忙しい雰囲気を察知して構ってもらいたがっているから。
赤ちゃんがこの世に出てきてまだ慣れず、ママのお腹を恋しがっているから。
…など。
大人の脳であれば、例え怖い夢を見たり、嫌なことがあっても、しばらくすれば切り替えることができますが、一度気に入らない状態になると、そこからなかなか抜けられない切り替えが難しい脳であることが原因ではないかと言われています。
いろいろな説があるコリックですが、脳と身体の成長とともに自然と治まってくるのでそれほど心配は要りません。
脳の切り替えや、安心感を与える、不快感を紛らわす、などが、コリック対策でのキーになります。
お散歩にでかけたり、ベビーマッサージをしたり、タオルでしっかりと包み込んであげることも効果があるようです。
Photo by Critical Moss