野生の動物は、冬の間食べ物の確保が難しくなるため、冬眠をします。
冬が来る前にできるだけ多くの物を食べ体力を温存するために、最低限の基礎代謝で済むよう眠りにつくのです。
●まるで冬眠?人間も冬は省エネモードに
動物園やペットとして飼われている場合は、冬になっても食べ物がなくなる事はないため、冬眠はしませんが、気温が下がるため行動力は少し低下します。
人間はどうかというと、季節に関係なく室内にいる限りはエアコンや暖房器具で快適な温度も保てますし、食料がなくなる事もないため冬眠はしません。
しかし気温が低くなる時期は、少しだけ基礎代謝も低下しますし、行動力も低下します。
これは大人に限らず赤ちゃんにも言える事です。
●寒くなると眠くなる
赤ちゃんの場合、睡眠や生活リズムが整うまでは長時間眠る事ができず、1日に何度も寝たり起きたりを繰り返します。
室内にいれば快適な温度を保てるので寒い思いをする事はありませんが、外が寒くなってくると本能的に活動を控えようとします。
秋になり徐々に気温が下がり始め寒い日が多くなるにつれて、なんだか無性に眠くなるという現象が起きます。
冬眠はしませんが、寒い時期に眠くなるのは仕方ない事です。
赤ちゃんもだんだんと睡眠時間が増えていきますが、寒くなるとよく眠ってくれるようになるからママも少し気が楽になります。
●入眠の1時間前から体を温めて
入眠の1時間前から体を温めておけば、スムーズに眠りにつく事ができます。
赤ちゃんもよく眠るようになりますが、寝汗をかくので時々背中に汗をかいていないか確認してあげましょう。
Photo by Kristin Kokkersvold