赤ちゃんは大人よりも体温が高めですし、新陳代謝も活発なので冬でも着せすぎると汗をかきます。
着せすぎにも注意は必要ですが、寒い季節は室内の暖房にも目を向けてみましょう。
家庭による違いもありますから、必ずしもこれでなくてはいけない!ということはありませんが、暖房器具にもメリットとデメリットがあります。
可能な範囲で赤ちゃんが安全で快適に過ごせるような暖房器具を選んでください。
今はどこの家庭にもエアコンがあります。
夏はクーラー冬は暖房と1年中使えますが、エアコンの場合は暖かい空気が上に行くので、床に近い場所がなかなか温まりません。
エアコンを使う場合は、時々空気を循環させましょう。
またずっとエアコンをつけっぱなしにすると空気が乾燥しますし、室内の空気も悪くなります。
適度な加湿と換気も心がけましょう。
石油ストーブやファンヒーターはとても暖かく快適ですが、赤ちゃんがハイハイするようになると、吹き出し口は熱くなりますし、ストーブに近づくのも危険です。
いずれも近づけないように、ガードをしておきましょう。
ストーブはとても暖かい一方で、こちらも空気が乾燥します。
換気と湿度のチェックもこまめにしてください。
オイルヒーターもおしゃれで、触っても安全で、赤ちゃんのいる家庭におすすめと注目されていました。しかし置いてあるだけではあまり温まらないことが多く、パワーが足りないとして最近は少ないようです。
北国で主流のこたつは、最近置いている家庭が減ってきましたが、体を芯からあたためることができ、子どもも大好きです。ただし、赤ちゃんを寝かせる場合、温度調整ができず事故につながりますから、熱のない、かけ布団の部分だけに寝かせるようにして、踏まないように配慮しましょう。
乳幼児がいる家庭で一番のおすすめは床暖房です。
ホットカーペットも同じようなイメージですが、思っている以上に熱くなるため、赤ちゃんをホットカーペットの上に寝かせると低温やけどの原因になります。
床暖房ならやけどの心配もありませんし、室内の空気も汚れません。十分温かいので靴下は脱がせておきましょう。
ただし導入には費用がかかるのがデメリットです。
Photo by David Goehring