赤ちゃんが生まれる季節によっては、用意するベビー服や、生まれてすぐの病気にかかるリスクについても把握しておきましょう。
●秋冬は感染症が多い
特に秋から冬にかけては、風疹やインフルエンザなど感染力の強い病気が流行します。
大人でも感染すれば辛い思いをしますが、まだ免疫力も病気に対する抵抗力もない赤ちゃんにとってはリスクも高くなります。
赤ちゃんにも受けられる予防接種はいくつかありますが、接種可能となるのは生後2ヶ月からです。
生まれて間もない赤ちゃんには予防接種ができません。
風疹の場合はママが妊娠中にかかると、赤ちゃんが先天性風疹症候群や白内障、難聴などのリスクが高くなると言われています。
この場合は妊娠前に風疹の予防接種を受ける事で、リスクは回避できます。
ただし妊娠前に受けておく事、接種後2ヶ月は避妊する事など注意点もあります。
妊娠中に風疹に感染した場合は、医師と相談しながら対処していきます。
秋から冬にかけてはインフルエンザやノロウイルスなども流行しやすい時期です。
子どもがかかりやすいといわれているRSウイルスなどもありますが、もしも赤ちゃんが感染してしまった場合は、事前の予防接種は難しくなるため早めの治療が重要になります。
ただし治療法が確立されていない病気も多く、対処療法しかできない場合もあります。
症状がひどくなってからよりも、早めに治療をする事で症状の重篤化は防げるでしょう。
普段からかかりつけの医師とよく相談して、緊急時にはどうすべきか把握しておく事が大切です。
●何枚か重ね着で防寒対策を
冬は冷えるからと、分厚い防寒着や足先まですっぽり包むロンパースなど、厚手のベビー服を揃えることは、あまり好ましくないようです。
暑すぎて汗ばんでる時に、ちょっと涼しくしてあげたい時、全部脱がせて着替えないといけないからです。
また、新生児は温めすぎると、呼吸に障害が出やすくなると言われていて、なんでも温かくすればよいわけではないようです。
それよりも、気温が2度下ったら1枚上から重ねられるような、ベストやカーディガン、スリーパーや、靴下など、微調整できるアイテムがおすすめです。まるごと全部着替えなくても温度の変化に合わせて重ね着したり、赤ちゃんが眠ったまま、一枚着たり脱いだりできるよう、薄い服をいくつか揃えておくことが大切です。
Photo by Alessandro Valli