統計局によると1ヶ月あたりの1世帯の食費は平均6万538円だそうです。
さらに消費支出のうち、食費がどのくらいの割合を占めるのかというと、およそ4分の1の22%になるそうです。
●同じ年収なのに「月2万」「月12万」の差
しかし、実際にアンケートに答えた個々の結果では、同じ年収でも、最低額は月に2万円、最高額は月に12万円、と食費に10万円もの差が出ています。
なぜこのような違いが生まれるのかと言うと、その家庭の台所を預かる人の考え方や子どもの状況によるとしかいえないでしょう。
●食べたものが体を作る!食材にこだわる派
たとえば、子どもや家族により健康的な食事をとオーガニック野菜や無農薬野菜、国産のお肉などを選びたい、お水も最上級のものを使いたいと考える家庭もあります。食べたものが体を作るし、特に子どもには有害なものを食べさせたくない、と考え、ある程度の食費は必要なものと考えます。
●ラクが1番!購入派
また、他では、家事や料理が苦手だったり、時間がなかったりして、外食になることが多く、つい食費が高くなってしまう、という家庭もあります。
お惣菜やコンビニの食事などもかさみ、贅沢をしているわけではないのに、食費が跳ね上がってしまいます。
●食費に金をかける意味がわからない!とにかく削りたい派
一方で、食費はとにかく安く済ませ、スーパーで安売りしているものを買い、可能なら実家からお米や野菜を送ってもらうよう頼っている家庭もあります。
野菜を皮まで活用し、肉を減らしておからでやりくりするなど、節約レシピをフル活用します。
食費をとにかく最大限削って、他へまわすお金を作ったり、貯蓄をしたりして家計を管理しているのです。
●子どもの状況
子どもの状況というのは、子どもにアレルギーがあるためアレルゲンを除去しなければならない場合です。
また、子どもに極端に偏食があって、このメーカーのものしか食べない、などの場合、親が一所懸命食べさせようと、食費を顧みずに買ってくるケースもあります。
●栄養を損なわず節約する方法
そんな中でも食費を節約したいという方は多いのですが、どうすれば削ることができるか分からないと言う方も多いでしょう。
その場合はまず週ごとにかかる食費、保存食にかける食費と袋を用意し、予算を入れておきます。
さらに食費節約袋を用意し、月ごとの節約目標を決めて入れておき、食費が足りなければ補填、あまれば貯金に回します。
また買い物前に冷蔵庫を確認し、必要なものと必要ないものを振り分けることも大切です。
他にも節約方法はいろいろとありますが、その家庭にあった方法が必ずありますので考えてみるといいでしょう。
Photo by Carissa Rogers