0~3歳くらいまでの乳児に薬を飲ませようと思っていても、なかなか難しい場面が多くあります。
甘いシロップを処方してもらうと飲んでくれることがありますが、逆にシロップを嫌がる赤ちゃんもいます。
抗生物質や漢方薬は苦みやクセがあるので、余計に飲んでくれず、口にいれても吐き出してしまうこともあるので、ママやパパは5つくらいのワザを身につけておくといざという時便利です。
●哺乳瓶にしこむ
ひとつは哺乳瓶の吸う部分にあらかじめシロップの薬を入れてしまい、空腹でミルクを飲み始めた時に赤ちゃんがすぐに飲み込めるようにするワザです。
新生児の頃から役立つ飲ませ方ですね。
薬を飲んだ後でミルクを飲ませれば、お腹が空いてよく飲み、味をあまり感じなくて済むと言われています。
●卒乳後の子が喜ぶ「哺乳瓶でミルク」
卒乳したばかりの赤ちゃんなら、薬を飲む時だけ200CC程度のミルクに混ぜて飲ませてあげる方法もお勧めです。
●おいしい食材にまぜて
またヨーグルトに混ぜると、ヨーグルトの酸味が薬の苦みやクセを紛らわせてくれると考えられています。
●冷たくて舌が麻痺するアイスクリーム
アイスクリームに混ぜる方法では、冷たさが味を緩和してくれるので、赤ちゃんもそれほど嫌がらずに服薬できるでしょう。
●お薬用のゼリーで包む
最近は薬を飲む時専用のゼリーが販売されているので、ゼリーを使うと乳児が服薬しやすいと言われています。
この時、イチゴ味などの甘酸っぱい味だと薬の味が際立ってしまうことがあるので、チョコレート味を選ぶと飲みやすくなると言われています。
●気をつけて!注意すること
中には柑橘系のジュースと混ぜると、よけいに苦みが出てしまう薬もあります。
これら食べ物との合性は薬剤師さんが知っているので、薬をもらうときに相談してみるとよいでしょう。
特に抗生物質は食べ物に溶かし混ぜたあと、だんだん苦味が出てくるので、すぐに服用させた方がよいようです。
また、いくらよく飲むからと好きな食べ物に何度も入れていると、その食べ物を嫌いになってしまうケースもあるので注意が必要です。
特に赤ちゃんはミルクに薬を混ぜていると、ミルクを飲みたがらなくなることもあるので、気をつけましょう。
これらのワザを活用して、いろんな方法をローテーションしながら、乳児に上手に薬を飲ませてあげましょう。
Photo by Tim Griffin