生まれたばかりの赤ちゃんは視力も発達していないので、お父さんやお母さんの顔もぼんやりとしか見えません。
成長とともに視力も発達していきますが、斜視や近視に気づかない事も意外と多いのです。
●赤ちゃんに多い斜視(しゃし)
生まれたばかりの赤ちゃんは黒目の位置がずれてしまいがちで、斜視に見えてしまう事がありますが、これは誰にでもある事なので特に問題ではありません。
成長とともに視力も発達していくので、偽斜視である事も多いのですが、中にはそうではないケースもあります。
斜視の場合はメガネやアイパッチなどで視力の矯正を行いますが、人によっては手術が必要になる事もあります。
小学校に入り授業についていけないなど問題が起きて初めて気づく事も少なくありません。
子どもは斜視の可能性もあるため、早めに気づき適切な対処をしてあげる事が大切です。
斜視にも種類があって、それぞれに特徴があります。
外斜視は黒目が外側に寄っているタイプ、内斜視は黒目が内側に寄っているタイプ、上下斜視は黒目が上下どちらに寄るタイプです。
●赤ちゃんの斜視、見分け方は?
フラッシュを使って赤ちゃんの写真を撮ります。
正常な場合は黒目の中心にフラッシュの白い光が映りますが、斜視の場合はずれている位置に映るのですぐにわかります。
フラッシュも何度も使うと赤ちゃんの目に負担をかけますので、医師に相談しながら行います。
もしも斜視である事がわかっても、早めに適切な治療をすれば回復も可能ですので、医師と相談して最善策を見つけてあげましょう。
Photo by Leonid Mamchenkov