我が子のおへそが出べそだったら、やはり不安になりますね。
出べそは、9割が2歳までには自然に治ると言われていて、健康面に問題がなければ、治療の必要もないと言われています。
あの木村拓哉さんも少し出べそでしたが、ご本人も気にせず堂々と見せていて、かっこよく見えたものです。
ここでは出べそとはどんなものなのか、基本的な知識と、対策法を紹介したいと思います。
●出べそって何?基礎知識
出べその正式名称は、臍ヘルニアで、へその部分のみが膨らんでいる状態になっています。
大きさや膨らんでいる高さなどは、個人差も大きいです。
お腹にいる時の赤ちゃんは、臍帯で母親とつながっており、この臍帯には、赤ちゃんと母親をつなぐ血管があります。
へその緒とも言われる臍帯は、出産時に切り取られ、そこから出血しないように処置されます。
切り取られた臍帯は小さくなっていき乾燥しますので、へその緒として、桐箱に入れて退院時に渡されますね。
おへその方には、皮膚や筋肉などがくっついていて、ヘコんでいきます。
しかし、稀に腸がそこから出てしまい出べそになってしまいます。
赤ちゃんの出べそは5人から10人に1人の割合で見られるものですから、珍しいものではありません。
●出べその対策法
出べそは、生後3ヶ月くらいまでは大きくなるので心配になりますが、ハイハイやお座りが出来るようになれば、お腹の筋肉がついてくるので、その筋肉によって出べそは治っていきます。
2歳までには、ほとんどの子どもの出べそは治るので、基本的には治療は必要ありません。
医師から手術を薦められるとこもありますが、これは見た目の問題なので、早急に手術をしないで、セカンドオピニオンの意見も仰ぐのがおススメです。
また、出べその民間療法として10円玉をおヘソに貼るといった方法がるのですが、雑菌感染などの恐れがあるので止めましょう。
Photo by Kelly Sue DeConnick