卒乳や断乳はいつかは来るものです。
夜中の授乳などで辛い思い出もたくさんあるかも知れませんが、子どもとのつながりを感じることが出来る授乳は、やはり卒業となると寂しいものです。
ここでは、先輩ママの卒乳や断乳までの道のりをご紹介したいと思います。
●【Aさん】1歳前に連休をつかって断乳
Aさんの場合は、仕事に復帰するために、1歳前に連休を利用して断乳をする決心をされたそうです。
1歳前に断乳をするということで、ミルクや離乳食の練習もそれまでにしっかりとされていたそうです。
そして断乳する2日前から、カレンダーを見せて、あと2日でおっぱいとさよならだよ、と話して、断乳前日には「今日でおしまいだからたくさん飲んでね」とたっぷり時間をとってあげたそうです。
なんとなく理解したのか、最終日はしがみつくように長時間、吸っていたそうです。
いよいよ当日は、日中はママがたくさん遊び相手をして、乗りきりました。
1日目の夜は朝まで大泣きをされたそうですが、2日目くらいから次第に泣く時間が短くなり、3日目あたりからおっぱいなしでもスムーズに寝てくれるようになったそうです。多くの場合、3日くらいかかるという家庭が多いようです。
断乳を決心したら、決してママはぶれないことが大切です。
夜中におっぱいを欲しがり大泣きをしますが、断乳すると決めたら、どんなに長時間泣いても、朝まで泣いたとしても、決してママが折れてはいけません。
ここで、可哀想だから、とおっぱいを上げてしまうと、それまでの努力が台無しになってしまいます。
●【Bさん】1歳半で大泣き断乳
Bさんの場合は、何でも食べられるようになった1歳半で断乳。
おっぱいが大好きで、外出先でもおっぱいを触ったり、夜中に何度も添い乳が必要で、ママの睡眠不足もあり、思いきって断乳を決めたそうです。
5日くらい夜中に大泣きされ、ママも根負けしそうになったそうですが、ぐっと我慢。
おしゃぶりや、マグでの水分補給などで気分転換をさせながら、寝かしつけし、昼間も外遊びをさせて、おっぱいを忘れさせたり、夜眠りやすくなるよう工夫したそうです。
ママも、乳首に絆創膏を貼って隠し、お風呂の時などに見えないようにしました。
長引く夜泣きに、もう断乳はいったんやめようかと思った6日目、子ども自身がおっぱいをすっぱりあきらめて、求めてこなくなり、その夜は毛布のすそを口にくわえながら、すんなり眠ったそうです。
いきなりの気持ちの切り替えに、ママの方がさみしくなってしまったくらいだそうです。
寝かしつけや夜泣きなど、パパの協力も不可欠なので、やはり連休などを利用した方が良さそうです。
また、確実に大泣きをしますから、窓を開けている近所迷惑にならないよう、夏場は避けるようにして、春や秋などの気候の良い日を選んだ方が良いでしょう。
●【Cさん】3歳で自然に卒乳
Cさんの場合は、専業主婦ということで、自然に卒乳出来るのを待ったそうです。
3歳半で卒乳できたそうです。
自然にだんだん飲む回数が減っていて、気づけば悲しくて泣いた時だけ、飲むという感じになり、それもなくなっていったそうです。いつやめたのか正確に思い出せない、と述べています。
卒乳や断乳までの道のりは、さまざまですが、どんなケースでも離乳後のおっぱいケアが大切です。
助産院などでマッサージをしてもらったり、母乳を絞り出してもらい空っぽにしてもらうようにしましょう。
乳腺炎になったり、次の妊娠時におっぱいが出にくくなる可能性もあるので、離乳後のおっぱいケアもしっかり行いましょう。
Photo by joel