洗濯機や掃除機のように、母親が普段家事に使用しているものほど子どもは興味を示します。
特に洗濯機は水を使いますし、洗剤が残っていることもありますから注意が必要です。
実際に起こった事故の例をご紹介します。
●2歳女児、母親が洗濯を中断し、別の部屋へ行った隙に洗濯機内に入り溺死。
母親が洗濯を中断しなければ防ぐことができた事故と後悔しても元に戻ることはありません。
そういえばあれも洗濯しなければならなかった、など思い出して目を離したすきに起こりやすい事故ですから、常に子どもを一緒に行動させるなど注意が必要です。
●2歳女児、ベランダの洗濯機内に落ちて死亡。
ベランダに洗濯機を置いている家庭も多いでしょうし、まさかよじ登って洗濯機に落ちるなど考える方はいません。
しかし足元に台があれば子どもは平気で上りますし、洗濯機の中が見えないからこそ見てみたいという興味が湧きたってしまうのです。
●7歳男児、ドラム式洗濯機に一人で入り窒息死。
国内外で人気のドラム式洗濯機ですが、扉が横にあるので子どもも簡単に扉を開けられるため、親が見ていない隙に入ってしまい、反動で閉まってしまうことがあります。
構造上内側から扉を開けることはできませんし、声が届くことはありませんから気が付いた時には手遅れということが海外でも起こっているのです。
●洗濯機の事故から子どもを守ろう
またカビを防ごうと洗濯機の扉を開けっ放しにしている家庭も多いですが、扉が開いているということは子どもが入りやすいということですから注意しなければなりません。
警告シールを張る、子どもの操作を防止するためのロック機能を活用するなど工夫してみてください。
Photo by Adam Selwood