いくら健康体で生まれてきても、子供の体はまだまだ未発達な部分や未成熟な部分が多く、大人のように抵抗力も強くありません。
そのため病気にかかりやすかったり、ウイルスなどですぐに発熱したりしてしまうのです。
そして、日常の環境によっては、病気とまではいかないとしても辛い症状を発症したり、環境が改善されないと結果的に病気になってしまうこともあるので気をつけましょう。
普段の生活の中で、大人には特に影響がないものの、子供には大きな悪影響を与えるのが埃です。
埃というのは溜まっていれば目に入るので掃除をしますが、あまり目立たない場合はそのまま放っておいてしまうこともあるでしょう。
また、掃除機やほうきなどでささっと掃除をして済ませるという方も多いと思いますが、この小さな埃が子供の気管支に悪影響を与えてしまうのです。
埃は目で見る分にはふわふわとした綿埃ですが、その中には目には見えないチリやダニの死骸、ハウスダストなどあらゆるアレルゲンがぎっしり詰まっています。
それに溜まっている埃だけではなく、空気中にもたくさん埃は舞っています。
ちなみに、ほうきで掃いたり掃除機の排気で舞い上がった埃は、10時間以上舞い続けると言われています。
それを気管支が未発達な子供が吸い込んでしまったら、少量なら問題なくても、毎日だと気管支炎などを発症してしまうリスクが高まります。
狭くて小さな気管しか持たない子供は、ちょっとの咳でもつらいので、掃除はこまめに、特に埃には注意してあげましょう。
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