好きこのんで、きょうだいを別々の保育園に通わせる人はほとんどいません。
しかし、様々な事情で、別の園に入園が決まるケースはあります。
きょうだいが別々の保育園になる場合とは、どんな状況で起こるのでしょうか?
●認可園に入れるならバラバラでもやむをえない
多くの場合が、認可園に入園するにあたり、別でもいいから入園せざるを得ない、というケースです。
お金に余裕があり、いつか同じ園に入れる保証があるなら、認可外の園で待機するという手もありますが、それをしたからといって、認可園に入れる保証がないのです。
●転居で自宅の場所が変わる
また、引っ越しなどで、上の子が入園した園が家から遠くなってしまい、あえて下の子は家の近くの園に入れるというパターンもあります。
きょうだいで同時に保育園に通っている数年間は大変ですが、上の子が卒園してしまえば、近所の園だけで済むので、あとわずかの辛抱となります。
●ママの転職で条件が変わる
ママの転職などによって、上の子の頃とは勤務条件が変わってしまい、認可園に入れない場合などもあります。上の子の入園当時は正社員だったけど、下の子の頃にはパートになってしまい、上の子は退園せず認可園だけど、下の子は認可園が絶望的な場合です。
●きょうだい3人全員がバラバラというケースも
待機児童の多い地域で、駅前など人気の認可園になると、きょうだいで一緒に通える家庭が少ないこともあります。
都市部の保育園激戦区では、きょうだい3人が、全員別の園に通っているという家庭もあります。
1番目の子(5歳)は「認可園A」、2番目の子(3歳)は「認可園B」、3番目の子(1歳)は「認可外の園C」、といった具合です。
朝夕の送迎や、行事の日程が重なる、ルールが違うなど、大変なことが多い別園ですが、地域に友達が増える、保育園のやり方を柔軟に見ることができるなど、メリットもあります。
Photo by Ben+Sam