様々な理由から、きょうだいで別々の保育園に入園が決まるケースがあります。
望んでそうする人は少なく、多くの家庭では「大変」と不安を感じることが多いようです。
しかし、デメリットもあれば、メリットもあります。
実際にどんなことがあるのでしょうか?両方を見てみましょう。
●きょうだい別園で大変なこと
・朝夕の送迎
2か所の保育園に別々に連れていくので大変。単純に倍の時間がかかってしまう。中には3人きょうだいで全員違う園=3箇所をまわるという家庭も。
・行事や懇談会などの調整
それぞれの園で運動会が同じ日に重なることも。夫婦で別れて参加したり、午前と午後でやりくりするなど、毎回必死です。
さらに小学生のきょうだいもいると、毎週運動会、なんてことも。
片方の行事に参加する場合、きょうだいの一方は、自分の園ではないため、疎外感を感じて、「行きたくない」なんて駄々をこねることも。
・ルールが違う
園によって、用意するモノや、送迎のルールなども違うため、大人も覚えるまでまごつきますが、子どもに理解させるのも手間取ります。
例えば、冬に靴下をはかせる園orはかせない園など、きょうだいで別々のルールを徹底しなければいけないため、子どもは納得できないこともあるようです。
●きょうだい別園のメリット
・地域に友達が増える・小学校で有利
2か所の園に通うため、親も子供も、友達が増えます。
きょうだいの子も送迎で別園に顔を出すので、「○○ちゃんの妹/弟」など、自分の園でなくても自然と知り合いが増えます。
保育園の先生や、ママ友も、倍に増えるので、小学校に進学する時など、友達が多くて有利なのです。
・違う園のやり方を知って冷静に判断できる
一つの園で常識とされていることも、他の園ではタブーだったりします。
教育方針の違いなどに、最初は混乱しますが「そんなやり方もあるんだ」と冷静に見ることもできます。
また、一つの園の先生と合わなくても、別の園の先生に相談することもできるのです。
柔軟に情報を選ぶことができるといえそうです。
・情報に強くなる
またいろんなママ友からも「あっちの園はどんなやり方なの?」など相談されたり、別園に通っているから得られる知識や立ち位置もあると考えられます。
別々の送迎など大変なこともありますが、「よかった」といえるメリットもたくさんあるんですね!
Photo by Donnie Ray Jones