赤ちゃんてお肌がプルプルで可愛いと思ってたのに…。
実際に生まれてきたわが子は、乳児湿疹が出て、ガサガサ・ぶつぶつ。
想像してたのと違う、なんて感じるママも多いようです。
生まれた直後から1歳くらいまでの間の赤ちゃんにできる、赤っぽい湿疹をまとめて乳児湿疹と呼びます。
おでこや口の周り、頭皮にまで出るのも珍しくありません。
何の病気かとびっくりしたり、1ヶ月検診でお医者さんに質問する人がダントツに多い悩みでもあります。
しかし時間とともにおさまっていくので、ほとんどの場合は「しっかり洗って保湿して様子を見てください」といわれることが多いようです。
ただし、乳児湿疹の原因は何種類もあり、ケアの方法が一つではないので、赤ちゃんの様子を見ながら対策をしていった方がいいかもしれません。
●皮脂が詰まっている場合
新生児に多いのですが、毛穴に皮脂が詰まっていることが原因でブツブツがでることが。
お腹にいた時はママの女性ホルモンを浴びているため、ニキビができる赤ちゃんも珍しくありません。
保湿クリームをたっぷり塗ってしまうと逆効果になることも。
沐浴の時にせっけんをつけて洗ったり、お湯でたっぷりと洗ったり、朝は温かいおしぼりで優しく顔を拭いてあげるといいでしょう。
●乾燥が原因の場合
逆に乾燥が原因の湿疹は、せっけんでごしごし洗うと、必要な潤いまで失い、湿疹が悪化します。
せっけんを控えて、お湯で流すだけにしたとたんに、湿疹が治まることもあります。
●肌に合わないものが原因の場合
赤ちゃんのお肌はコンディションが不安定。
生まれつき過敏症というわけではないけど、肌が乾燥していたりすると、一時的にアレルギー反応が出ることもあります。
赤ちゃんが触れているものを確認してみてください。
・使っているボディソープ、保湿剤が肌に合わない。
・着せている服がこすれて刺激になっている。
・頬ずりするママのファンデーションが原因。
・花粉やほこりやペットの毛などのアレルゲンに反応している。
・吐き戻した嘔吐物や汗がついたままになっている。
これもダメ、あれも効かない、など試行錯誤しているうちに、いつの間にか乳児湿疹を卒業してしまうようです。
ひどい場合は、医師に相談しながら、気長に対策していきましょう。
Photo by Diana Beato