「誰もが一度は通るかもしれない」そんな、赤ちゃんがかかりやすい病気があります。ママは事前にしっかりと把握して、落ち着いて対処したいものです。
赤ちゃんがかかりやすい病気のほとんどは感染症です。
これは、乳児期になり幼稚園や保育園などの集団生活がスタートすると、そのリスクも上がります。
●はしか
「はしか」は、くしゃみや鼻水、咳などの、風邪のような症状から始まります。
熱を測ると38度以上の高熱があり、他に、目やになどもひどくなります。
はしかになると、高熱が3~4日程度続き、熱が下がる頃になると、身体には赤い発疹が出てきます。
10日程度で発熱や発疹などの症状がおさまるものの、体力がしっかり回復するまでには時間がかかります。
●みずぼうそう
「水痘=みずぼうそう」は、感染力が強いため、幼稚園などで流行したら注意が必要です。
37~38度くらいの熱が出て、痒みを伴う赤い発疹が全身に出てきます。
発疹は、水泡になって、黒いかさぶたになり、1~2週間程度で治ります。
●溶連菌
「溶連菌」は、高熱が出て、のどの痛みや頭痛、腹痛などを伴うことも多いので子どもも不機嫌になります。
発熱してから数日経つと、手首や足首から全身へと、小さな発疹が出るようになります。
また、舌が真っ赤になる、いちご状舌も特徴です。
これらの感染症のほとんどは、発疹も伴う病気で、他の子どもにうつる可能性が高いですから病院に行く際にも事前に連絡をしておきましょう。
幼児期にかかりやすいウイルス感染症の病気の場合、その大半は、子ども自身の体力で完治するので、それほど心配する必要もありません。
Photo by Steve Johnson