あんなに楽しみにしていた子育てがこんなに大変だとは、と感じているママも多いのではないでしょうか。
子育ては単にご飯をあげたり一緒に遊ぶというだけではありませんし、成長していくほどに思うように育児が進められず、また自分の時間もないため気持ちに余裕もなくなります。
せっかく作ったご飯を残されたり、掃除した部屋がすぐに汚くなったり、意味も分からずぐずるわが子を見ているとイラ立つ気持ちも生まれてしまうでしょう。
また、周りに愚痴を言える相手がいない、悩みがあっても相談できないという環境では、ママ一人が追い詰められてしまいます。
子供がいなければ、虐待事件を見て「なんでそんなひどいことを」と思ったりしますが、実際に子育てをしていると、少しはその気持ちも分かるというママも少なくないようです。
そこをかろうじて虐待せずに踏ん張れるのは、子供の笑顔や愛する気持ち、そして周りの協力ですが、それが得られなければある意味どんなママでも虐待をしてしまう可能性もあるのです。
そうならないようにするには、まずママが他の人に頼ることが大事です。
今は自治体だけではなく、民間団体でも子供虐待防止のための相談窓口を設けているところが増えているので、一人で抱え込まないで何でもいいから相談してみましょう。
相談することで気持ちが楽になったり開放されれば、虐待の防止に繋がります。
そして、周りから出来るのは、育児中のママには温かい目を向けることです。
「頑張ってるね」「何か手伝おうか」というだけでも、育児の励みになったり苦労が緩和されるので、邪険にせず些細なことでいいのでサポートしてあげると虐待を防げるかもしれません。
Photo by Melissa