ストレスというのは心拍数を上げたり集中力がアップしたりするので、適度であれば精神の活性化に繋がり、やる気が出たりモチベーションが上がります。
また、子供にとっても適度なストレスは自立心が生まれたり、立ち直ろうとすると力が生まれるので、メンタルを強くするというメリットがあります。
そしてストレスを感じることで、ストレスに耐えられる心の柔軟性や対処法を学ぶことが出来るのです。
ストレスと聞くとすべてをマイナスに考えてしまうことが多いため、子供にはストレスを与えないように気をつかっている方も多いようですが、ストレス耐性を育むためには与えることも大切なのです。
ですが、わざとストレスをかけるようなことはしないようにしてください。
子供は自分でストレスを発散することができませんし、どの程度が適度なストレスになるかを判断するのは難しいでしょう。
一歩間違うと子供を精神的に追い詰めてしまうことにもなります。
逆に、ストレスを与えないために必要以上に気をつかう必要もありません。
子供は成長とともにいろいろなことを覚えたり、自分でやらなくてはいけないことが増えるので、思うように物事が進まず自然とストレスが溜まっていきます。
ですがそのストレスも小さいうちだと単なる負担でしかないので、3歳ぐらいまではストレスのサインが出たら手を差し伸べてあげてください。
4歳から5歳ぐらいになると、社会との関わりも増えてくるのでストレス耐性を付けていく必要があります。
ですのでこの年齢ぐらいからは、ストレスでイライラしていてもぎりぎりまで放っておいて、自分で解決していく力を育むようにしてください。
Photo by Petras Gagilas