黒柳徹子さんが小学校で学んでいたというリトミック。著書「窓際のトットちゃん」でもリトミックの場面がよく出てきました。
最近はリトミックを習わせる親御さんも多く、キャラクターを使ったDVDも発売されているほどで、身近にリトミックを感じられるようになりました。
一般的にリトミックというと音楽を使って体を動かし遊びながら、リズム感や音楽の感性、運動能力を伸ばすというイメージがありますが、本当はどのような効果がリトミックにはあるのでしょうか。
リトミックの最大の効果は集中力を高めることができることです。
というのもリトミックは音楽を流し、音楽に集中していなければできないことが多く、音楽が鳴ったら体を動かし、止まったら体を止めるということを繰り返すからです。
はじめはやり方も分からずただ体を動かす子どもたちも、やり方が分かるようになると次第に音楽が鳴ったら、止まったらどうするか考え行動するようになります。
また音楽を使うため音感やリズム感、音楽性を身につけたり、想像力や表現力を身につけることも可能です。
他にどのような効果がリトミックにあるかというと、社会性と協調性を勉強することができます。
リトミック教室に通う子どもたちはかようにつれて順番を守ること、他の子どもに譲ることを覚えます。
0歳児から通っている子どもは1歳になるころには順番を待つことを覚えるというデータもあるほどです。
さらに自分の体を動かしながら、周りにいる子どもたちと一緒に活動することで空間把握ができるようになります。
自分と他の物との距離はどのくらいか、どれくらい動けばぶつからずに済むか、どのくらいの力を入れればボールはどのくらい動くかなど分かるようになるのです。
このように、リトミックは、楽しみながら、赤ちゃんに身につけさせたい能力を身につけさせることができるのです。
通うお子さんが増えているのも納得できますね。
Photo by Loren Kerns