近年のゲーム機の発達によって、子供はどんどんインドアになって外で遊ばないという傾向になってきています。
親としても、ヘタに外で遊ばせて誘拐などの事件に巻き込まれる心配をするよりは、家で遊んでくれた方が安心かもしれません。
ただし、外で遊ばなくなってしまうと、人との関わり合いが出来なくなる、すぐにキレて争いを起こしやすくなるなどの弊害が出ることが分かっています。
知らない人と出会ったり、遊具を譲ったり、順番を待つなどのコミュニケーションは、家の中で遊んでいるだけでは育たないのです。
また、外で遊ばないということは体を動かさないことにつながるため、運動能力や体力も低下してしまいます。
遊具は体のあらゆる部分を使わなくてはいけないので、普段は動かさない部分を動かすことができます。
それにつまずいた時にバランスをとったり、背丈が届かないところに必死に手を伸ばすなどの行動が運動能力を高めてくれます。
もちろん筋肉を鍛えることにもつながるので、外で遊ぶというのは子供の成長にとても大事なことなのです。
家の中は居心地がよく安全ですが、家で遊ぶことを習慣づけてしまうと、年齢が高くなるほど外で遊ばなくなってしまいます。
その状態で成長すると、健全な精神が育たないですし、なんと言っても体が弱く軟弱に育ってしまうという影響があります。
ケガなどの心配もあるかもしれませんが、そのせいで子供が病気になりやすかったり、骨を折るなどケガをしやすい体になってしまうかもしれません。
ですので、子供のうちは出来るだけ外で遊ばせることが大切なのですね。
Photo by Sherman Geronimo-Tan