重症化すると怖いインフルエンザ。ワクチンの予防接種は効果が出るまで2週間ほどかかるため、流行ってから予防接種をしても遅いのです。予防接種を忘れてしまったという場合、毎日の生活習慣の中で予防していくしかありません。
インフルエンザ対策の基本は、手洗いとうがいです。
外出から帰ったときはもちろん、朝起きたとき、夜寝る前、食事の前などとにかくこまめに手洗いうがいをする習慣を付けることが大事です。
また小さい子供の場合は乾燥に弱いので、蒸しタオルで顔を拭いて、鼻から蒸気を吸い込ませて粘膜を保護してあげましょう。
きちんとうがいが出来る年齢であれば、緑茶など殺菌力の高いお茶でうがいをさせると効果的です。
ただし、いくら手洗いうがいを徹底しても、免疫力が低下している状態ではインフルエンザにかかってしまうリスクが高くなります。
子供は好き嫌いが多かったり、きちんと食べなかったりするので免疫力が低下しやすいです。
ですので冬はしっかりと睡眠をとって、食事の栄養バランスにも気を使ってあげてください。
また、室内が乾燥していると、外から入り込んだウイルスが活発になってしまうので、湿度にも注意が必要です。
加湿器がない場合には、バケツや洗面器にバスタオルを丸めて入れて、それに水をたっぷり含ませて部屋の隅に置いておくと、適度に湿気が発生するので乾燥を防ぐことができます。
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