洗濯物、皆さんはどこに干していますか。
ほとんどの人が洗濯した後は、家の外にある物干し竿に干して、乾いたら取り込んでいることと思いますが、梅雨などで天気が悪い日が続くと外に干すことができないため、室内で干す人も多いと思います。
●洗濯物の部屋干しは危険!
室内で洗濯物を乾かす場合、多くの人が早く乾くようにと、特に冬季は、洗濯物を干している部屋のヒーターの温度を上げることがあります。
また、夏季であれば、外出中に雨降りになることを恐れて、締め切った室内で部屋干しして出かけるというケースもあるでしょう。
しかし、これは部屋干しするうえで行ってはいけない行為の一つです。
室内の高温で、確かに洗濯物は早く乾きますが、洗濯物に含まれていた水分が蒸発して空気中に広がります。
部屋の温度の上昇と湿度が高くなることで、カビや菌類が非常に繁殖しやすい環境になってしまうのです。
カビや菌が大量発生しても、人間の目ではなかなかわかりません。
そのため、気が付かないうちにカビや菌が人間の体内に入り込み、アレルギーや喘息、肺炎などといった症状が起きたり悪化する場合もあります。
場合によっては命を脅かしてしまう症状を引き起こす事もあるので、洗濯物の部屋干しはなるべく避けるべきです。
では、梅雨の時期など野外で洗濯物を干せない場合、どのようにしたら良いのでしょうか。
●カビ菌を吸わないための対策
まずはコインランドリーの活用です。
コインランドリーは不特定多数の人が使用するからあまり使いたくないと言う人もいますが、乾燥機などは高温で一気に乾燥処理するため、他の人たちの洗濯物などについていた雑菌なども乾燥中に死滅してしまうので安心です。
コインランドリーに抵抗がある人は、洗濯は家で行い、乾燥だけをコインランドリーで行うと良いです。
また、普段生活している空間から離れている場所に乾燥部屋を作る方法もあります。
風通しが良い部屋に洗濯物を吊り下げる場所を作り、できればその下に除湿機を起きます。
除湿機も洗濯ものの水分を吸い込んで乾燥を速める効果がありますし、カビや最近の温床となるような、余分な湿気を発生させないので、部屋の中でも安心して干し事ができます。
なかなか大変かと思いますが、ご家族に、赤ちゃんや、喘息やアレルギーの人がいる場合は、部屋干し対策を見直してみるとよいでしょう。
Photo by Sarah Joy