大人でも風邪を引けば辛い症状が出ますが、幼い子どもは免疫力や抵抗力もまだ弱いので風邪を引きやすく、症状も重くなる傾向があります。
風邪というのは冬の寒い時期に引くものというイメージもありますが、子どもは汗っかきなので夏風邪も意外と多いのです。
乳幼児の場合は自分で体温調節ができませんし、大人よりも体温が高めなのでたくさん汗をかきます。
夏の暑い時期はクーラーを使いますので、一見快適に思えますが、寝ている間に汗をかきクーラーで冷やされると大人よりも体が冷えるので、クーラーの設定温度も大切ですが、背中が湿っていないかこまめに確認して、すぐに汗を拭き着替えさせるようにしましょう。
夏風邪は子ども同士で感染する事も多いので、家で注意していても外で遊んだときに感染する事があります。
乳幼児の夏風邪は症状が特徴的なので、注意していればすぐにわかると思います。
喉の痛みと高熱の他に、発疹が出ます。
喉の痛みがあってもまだ言葉を話せない時期は、それをうまく伝えられないので高熱や発疹が出て初めて夏風邪と気づく場合もあります。
発疹をあせもと勘違いしてしまう事もありますが、熱がある場合は夏風邪の可能性も高くなります。
乳幼児の夏風邪は個人差もありますが、熱がなかなか下がらず数日から1週間ほど続く事もあります。
病院に行くと解熱剤を処方してもらえますが、飲ませてもあまり効果を感じられない事がありますので、実際には対処療法しかありません。
医師の指示に従い服用させる事も大切ですが、高熱が続くと脱水状態になりやすいのでこまめに水分補給をしましょう。
Photo by Philippe Put