子どもの中にも五月病にかかる子がいますが、それは4月の新生活をスムーズに始められた人が、長期休暇を経て突然ストレスに襲われることで、自分では対処できなくなってしまうことで起こります。
症状は一見分かりづらく、周りから見ても五月病と感じられない場合があります。
ですが五月病は心身ともに症状が現れますので、特に入学や入園したばかりのお子さんを持つ親御さんはお子さんの様子を見ておきたいものです。
精神的な症状としては不安感に襲われる、ボーとしている時間が多い、イライラしやすく八つ当たりする、登園または登校拒否、友達や家族と距離を置く、などの様子です。
学校や幼稚園の様子を聞いた時に、楽しかった、面白かったなどと答えても、様子が違うことがありますので、いつもと違う様子に見受けられたら五月病かもしれません。
一時的なものかもしれませんが、その状態が何日も続くようなら疑ってみましょう。
体に現れる症状としては朝起きられないことから始まり、幼稚園や学校に行こうとするとあるいは思い出すと頭痛や吐き気、めまいがする、食欲不振で食べる量も減った、疲れやすい、寝てばかりいるということがあります。
五月病によって学校や幼稚園に対するストレスがあるため夜眠ることができない子どももいます。
明日早いんだから寝なさいと言っても、子どもは寝付くことができないのです。
五月病は精神的な症状と身体的な症状が別々に現れることもあれば同時に現れることもありますので、普段の様子を注意深く見守ってあげましょう。
Photo by Jairo Magalhaes