褒めることは、とても大切なこと。でも褒め方を間違えると、逆に子供を傷つけてしまうので、気をつけておきたいですね。
子どもを褒めるとき気を付けたいのは、ほかの子どもと比較してほめることです。
たとえばあの子はできなかったのにあなたはできてえらいね、あの子よりも上手にできてすごいねなど、人よりも子どもの方が勝っているような褒め方をすると、子どもは人に勝つことが褒められることと思いこんでしまいます。
またあの子はこれができるからやってごらん、と励ますのも子どもは劣等感を感じますので褒め方としては使いたくないフレーズです。
また結果重視で褒めるのも、子どもを伸ばす褒め方にはなりませんので気を付けましょう。
テストで100点を取ったとし、100点も取れてすごいね、偉いねというのは褒める出はなく評価です。
結果を重視してほめてしまうと子どもは次第に親の褒め言葉がプレッシャーとなり、いい子でいなければならない、親の顔色が変わるようなことをしてはいけないと自分を抑えてしまうのです。
いわゆる「いい子症候群」と呼ばれる症状ですが、子どもの個性が伸びず、引っ込み思案になったり、失敗に弱くなったりします。
また親自身が本当にほめようと思っていないのに、無理して褒めるのもよくないようです。
あなたが子どもを表面上は褒めていたとしても、心の中でもっとやればできる子なのに、などと後ろ向きなことを考えていると、子どもはあなたの表情から敏感に察知し、本当は褒められることではないのだと傷ついてしまいます。
このように、子どもを褒めるときに注意したい点がいくつかありますので、普段あなたが子どもをどのように褒めているか見直してみるといいでしょう。
Photo by Kei Noguchi