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言葉が遅くても大丈夫!子どもの考える力を引き出す親の声かけ

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同じ月齢の子が集まっても、言葉の発達は様々な違いがあります。
特に1歳から3歳くらいは、個人差が大きいため、ペラペラおしゃべりする子を見て、うちの子は大丈夫かなと不安に感じる場面もあるかもしれません。

●単語を覚えればいいわけじゃない

しかし、たくさんの単語を知っているから言葉が豊かとは限りません。
親の言葉を理解したり、状況を判断したり、人の感情に共感したり、総合的に考えることで、少しずつ言葉を使いこなせるようになっていくのです。

子どもの「言葉を使う力」と「考える力」を引き出すために、親としてやっておきたいことはどんなことがあるでしょうか?

●独り言で実況中継

「次はいおもちゃを片付けようかな」「今から葉っぱにお水をあげます」
ママが動作をするたびに、意図的に口に出して、実況中継をしましょう。
何度も耳にすると、動作を表現する言葉があることを知り、言葉を使って考える力が生まれます。

●子どもがイメージしやすい言葉を選ぶ

「駐車場」だとよく分からない子なら「車を止めておくところ」とか、「動物園」は「ゾウさんやキリンさんがいるところ」など、子どもの発達に合わせて、言い方を工夫してあげると、自分に関係のある言葉だと理解できるようになります。

●質問したり頼んだりする

おしゃべりができなくても、理解しているケースもあるので、「これをゴミ箱にポイしてくれる?」「○○をもってきてね」などお願いしてみましょう。

2歳以降なら「大きいのはどっちかな?」「どれが好き?」など質問したりして、意識して動作と言葉を対応させてみるといいでしょう。

●寝る前に今日のできごとを振り返る

布団に入って1分くらい、「今日は、公園ですべりだいをしたね。シューっと元気に滑って楽しかったね」など一日を簡単に振り返ると、出来事をイメージして、言葉で説明する力がついてきます。

もっと発達したら、「明日、もし晴れていたらお散歩しようか」など、未来の予定について話すと、論理的に推察する力もついてくるでしょう。

これらを日常的にたまに意識して行っていくことで、すぐに効果がでなくても、子どもはしっかり言葉を使って思考する習慣が身に着きます。

Photo by Donnie Ray Jones

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