しつけは勉強をしたり行儀よくしたり、自分で顔を洗ったり歯を磨くなどの生活習慣を身につけさせると言うイメージがあるので、言葉が解りはじめてからするもの、と思っている方が多いようです。
ですが、おはようやおやすみなさい、こんにちわなどの挨拶や、朝は起きる、夜になったら寝るという生活習慣の基礎もしつけによって身についていくものです。
このようなしつけは、言葉を理解出来ない赤ちゃんの時期から始めることができます。
おしゃべりも出来ず、ミルクを飲んで寝ているだけの赤ちゃんをどうやってしつければいいのか、と思うかもしれませんが、生後4か月ぐらいになってくると行動によって物事を理解する能力が発達し始めます。
もちろん自分から何かすることは無理ですが、声をかけたりママが行動することがしつけになっていきます。
朝起きたらおはよう、寝るときはおやすみなさい、人とすれ違うときにこんにちわと声をかけることが、挨拶をするしつけになります。
離乳食が始まったら、いただきますやごちそうさまと言う習慣や、食べる前には手を拭いて清潔にするなども食事マナーのしつけにつながります。
また、生後半年ぐらいになったら、朝は新しい服を着る、寝る前にパジャマに着替えるなどの習慣も教えていきましょう。
すべてママがしてあげないといけないので面倒かもしれませんが、基本的な生活習慣を早いうちから教えておけば、成長したときにとても楽です。
しつけは厳しくするものでも怒鳴るものでもなく、ママが行動することで身につけることが出来るので、生後4か月目ぐらいから始めるといいですね。
Photo by Thomas Kohler