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わが子がひきこもったら?初期にとるべき親の対処法

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学校に行くようになると、親から離れて社会に適応しようと、子どもたちは頑張りますが、うまくいかず引きこもりになってしまうケースもあります。

部屋から出てこなかったり、気配はするのに姿が見られなかったりするのですが、なぜ引きこもりが起こるのか、親としてどう対処すればいいのか見てみましょう。

●引きこもってしまう子どもたちの気持ちを知ろう

引きこもる理由は安全な世界で生きていきたいという自己防衛本能が働くからです。
学校など、外の世界になじもうと、頑張ったものの、うまくいかず、それでも頑張って、頑張り過ぎて、力尽きてしまったのです。
子ども自身の壊れた心を立て直すために、ひきこもりになると考えることができます。

あなたの育て方が悪いからと非難する人もいるでしょうが、引きこもりは決してあなたの責任ではありません。

また子ども自身は引きこもりになることに罪悪感を持っていますから、家族に何か言われるのでは、怒られるのでは、説教されるのではと思うと、よけいに怖くて誰にも合うことができないのです。
そして自分はダメな人間だと自分を否定し、どんどん深みに落ちていってしまいます。

●そのままの気持ちを受け入れてあげる

お子さんが引きこもりになってしまった場合、お子さんの現状をそのまま受け入れることが何より大切です。
「今はあなたが楽だと思う通りの生き方をして大丈夫」と認めてあげるのです。
無理やり外に出そうとしたり、生活習慣を正そうとするのは逆効果ですから避けましょう。

●安心できる家に

そして家の中全体を居心地のいい空間へと変えていってあげると、子どもの気持ちも和らぎます。
ごはんの時間を教えたり、洗濯物がないか聞いたり、誕生日などをお祝いしたりといつもの生活を送らせてあげましょう。
そうしているうちに、子どもからわがままを言ったり、甘えられるようになってきたら一歩前進したと思っていいでしょう。
自分の部屋に閉じこもるのではなく、リビングに出てきて、家族と過ごせるようになることが大切です。家には自分の居場所があるという安心感が、外の世界に出てチャレンジするためのエネルギーになるのです。
自分が認められることが子どもにとっての自信へつながるので、時間はかかりますが普通に接してあげてください。

●勉強のフォローはしっかり

ただし、学校に登校できなくなっている間、勉強は見てあげるようにしましょう。
うまくいかなくても怒らず、やさしく、短時間でも勉強の習慣をつけるようにしておきましょう。
不登校中に全く勉強していないと、いざ学校に通い始めた時に、クラスの授業についていけず、またひきこもりになってしまうからです。

Photo by Loren Kerns

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