人見知りというのは、知っている人と知らない人の区別が付くようになることで始まります。
赤ちゃんは、生後6ヶ月ぐらいには一番身近なパパやママに対して愛着形成というのが行われ、これによって今自分の周りにいる人は安全、そうじゃない人は危険ということを本能的に判断するので、赤ちゃんが人見知りをするのは正常なことです。
これは血のつながりなどは関係ないので、おじいちゃんおばあちゃんであっても、たまにしか会わないというのであれば人見知りをします。
親からすると「家族なのに」と思うかもしれませんが、赤ちゃんは自分が知っているか知らないかで判断するので、親族であっても抱っこされるのを嫌がったり泣いたりするのです。
人見知りをすると、ついつい可哀想になって親が他の人からガードしてしまいます。
これをずっと続けてしまうと、子供自身が新しい環境に慣れようとする適応力が失われてしまいます。
ですので赤ちゃんが人見知りだったとしても、あまり過保護に守ってあげるのはやめましょう。
と言っても、知らない人に抱っこされるというのは赤ちゃんにとっては恐怖でもあるので、ある程度は守ってあげる必要もあります。
また、赤ちゃんの時は平気でも、3歳ぐらいになってから急に人見知りが始まることもあり、これは子供によって違うので神経質になる必要はありません。
一つ言えるのは、人見知りはいつか終わりますし、心配だとしても親が守ってあげられるのは未就学児までなので、一歩引いて見守ってあげるぐらいのスタンスが一番良いでしょう。
Photo by U.S. Army