ある日、お母さんは、咳き込んで不機嫌そうに泣いている赤ちゃんと一緒にお風呂へ入りました。
赤ちゃんは具合が悪く、いつまでも泣き叫び、ママ自身も寝不足。
赤ちゃんの辛さを変わってあげたい気持ちと、ヘトヘトで体力的にも精神的にも参っている状態のママ。
●どのママも経験する、大変な瞬間
日常生活で良く起こりうるシーンであるにもかかわらず、写真に写っている赤ちゃんの5歳の姉が撮った、赤ちゃんとの入浴シーンの写真を見て、母親が自分のフェイスブックに投稿したのです。
赤ちゃんは、何の前触れもなく自分の感情に環境があっていなければ泣いてしまいます。
中には泣くのも赤ちゃんの仕事だからと何も感じる事無く、泣いている赤ちゃんのわきで家事や仕事を勧める人も少なくありません。
中にはうるさいと赤ちゃんをしかる親もいます。
しかし、このお母さんは違いました。
子どもが泣くたびにどうして泣いているのか、どうすれば泣き止むのかを必死に考え、必死で手を尽くしていました。
●上の子が見た母の愛
赤ちゃんのお姉ちゃんもまだ5歳、お母さんの愛がほしいと思う年齢ですが、母親が必死に赤ちゃんを落ち着かせようとしている姿を見て感動し、写真に収めたのでしょう。
この日、赤ちゃんは何となく咳き込んでいて苦しそうでした。
母親は毎晩夜泣きや夜の授乳などほとんど眠っていない状態で、肉体的にも精神的にもかなり疲労困憊していました。
しかし赤ちゃんが咳込みながら泣く姿を見て、何とかして泣き止ませてあげたいと感じ、赤ちゃんを落ち着かせるために全力を尽くし、肌を密着させて入浴を始めました。
赤ちゃんは安心したのか泣き止んで、咳も落ち着きました。
そのような姿を見て5歳のお姉ちゃんは、自分もそのように育ててもらっていたのだろうと感動してシャッターを切ったのです。
たった1枚の写真ですが、子どものために色々考え、自分の体調よりも子どもが落ち着くことを優先させたお母さんの写真は、子どもを育てていくときの参考になることでしょう。
また、兄弟がいる場合、上の子は下の子を見て自分がどういう風に育ててもらったのかを見る事ができるのです。
どの子にも同じように愛情を注いであげればきっと上の子もお母さんの子育てを見て優しい子どもに育ってくれるに違いありません。
Photo by katrina johnston