4,5歳にもなれば、男の子は特に自転車に乗りたがりますが、しっかりとヘルメットはしているでしょうか。
小学校に上がってからも自転車に乗るときにはヘルメットをさせてください。
ヘルメットがいかに大切なのかを教えてくれるメッセージがあります。
●ヘルメットなしで10歳男児が瀕死の事故!
アメリカ人のティファニーと10歳の息子は、世界中の人たちにヘルメットの大切さをシェアするために、自らに起こった事故をフェイスブックでシェアしています。
2016年3月21日、ティファニーの10歳の息子、ジェイデンくんは、ヘルメットをしないで自転車に乗り転倒、肘と膝をすりむいて帰ってきたと言います。
ティファニーが痛いところはないかと尋ねたものの、肘と膝が痛いだけと言い、また外傷も他には見当たらなかったために、病院にもいかず過ごしたそうです。
ここまで聞けば、男の子ならよくあることですし、本人が痛くないと言っているし目立った外傷もないなら、病院に連れて行かないママがほとんどのはずです。
しかし、2日後の23日の朝、ジェイデンくんは、急に頭痛を訴えてきたと言います。
いつものような元気がなく、横になったまま何も食べようとしなかったそうです。
ジェイデンくんをよく見てみると右のこめかみ辺りが腫れており、触ってみるとかなりぐにゃぐにゃと柔らかかったそうなのです。
様子がおかしいと思ったティファニーは、息子を連れて車で病院に向かいますが、ジェイデンくんは車に乗せたと途端に嘔吐します。
小児科でCTスキャンが撮られると、右側頭頭蓋骨骨折と右側頭急性硬膜外血腫と診断されます。
つまり、頭蓋骨と硬膜の間に血液が貯まっている状態でした、
すぐに緊急手術を要する事態で、かなり命も危うい状態です。
医師から告げられた生存率は50%だったのです。
手術が開始されると、損傷は思っていた以上に広く、1時間半の予定の手術が2時間半もかかったそうです。
医師たちの努力で、ジェイデンくんは奇跡的に一命を取留めます。
このようなケースでは、無事に生還した子供はこれまでいいなかったそうです。
フェイスブックにはジェイデンくんの生々しい手術跡もアップされています。
Facebook Tiffany A Rivera
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親子が伝えたかったのは、ヘルメットをしていれば、このような悲劇を防ぐことが出来たということです。
目立った外傷がなくても痛がっていなくても、ジェイデンくんのようなケースがあるのです。
義務でなくても、ヘルメットはしっかり着用させましょう。
万が一の場合に、子供を守ってくれるのはヘルメットなのです。
Photo by Stefan Andrej Shambora