虫歯は、歯磨きをしなかったり、甘いモノを食べたり飲んだりしてなるもの、と思われています。しかし、口の中にミュータンス菌という菌がなければ、虫歯にはならないと言われています。
そしてミュータンス菌は、生まれてきた赤ちゃんの口の中には存在することはなく、虫歯のある父母などの唾液から感染するのだとか。
生まれてきた赤ちゃんが可愛くてしかたがなくて、両親をはじめ祖父母などが顔をすり寄せてキスをする光景は微笑ましいものですが、この行為こそがミュータンス菌を赤ちゃんに感染させてしまう原因なのです。
また、食べ物を噛み砕いて子供に食べさせたり、同じ箸やスプーンを使うことでもミュータンス菌は感染すると言われています。
ミュータンス菌はいわゆる虫歯菌と言われるもので、この虫歯菌をいかにコントロールするかによって子供の歯が虫歯になるかどうかが決まっていくようです。
ミュータンス菌は、一度口の中で感染すると完全に取り除くことは不可能です。
そして、このミュータンス菌は口の中で酸を作り出し歯を溶かしていくのです。
ミュータンス菌は取り除くことは不可能でも減らすことができます。
まず、フッ素が配合されているジェルなどを使用して歯に塗布します。
そして、キシリトールが50%以上配合されているガムを噛む習慣を作ります。
キシリトールはミュータンス菌の働きを弱めると言われているので、食後に噛むようにすると効果的です。
最後は、定期的に歯科で歯のクリーニングを受けることです。
これらを習慣にすることで、ミュータンス菌を減らし、虫歯を予防することができます。
子供の歯に悪影響を及ぼす虫歯菌のミュータンス菌を少しでも口の中から除去するようにしたいですね。
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