オリンピック、世界の舞台で戦う、代表選手たち。
国を背負ったプレッシャーの重さは、本番の威圧感は、計り知れないでしょう。
でも彼らがここまで頑張れたのは、小さいころから胸の中で自分を支えてくれている、強くて温かい、大きな存在があったから。
リオオリンピックのスポンサー、P&Gが2016年の母の日のために作ったCM動画。
オリンピック出場選手と、彼らを支えた母たちの関係を、描いています。
●子どもを守るためなら、強くなれる「母性」
母になって、子どもの前では、普段出せないような強さを発揮できるようになった。
そんな経験はありませんか?
・苦手な食べ物も、子どもの前では「おいしいよ」といって食べて見せる。
・苦手な虫も、子どもの前では、平気な顔して払いのけることができる。
・重い荷物も、子どもを連れている時なら、運ぶことができる。
・自分が泣きたいようなトラブルでも、子どもの前では落ち着いて「大丈夫よ」と笑顔を見せることができる。
か弱い女性も、強い母に変身してしまうなんて。
母性というものは神秘的ですね。
強がりのようでもあるし、子どもを不安にさせないために必死になっているようにも思えます。
しかし、その母の強がりが、子どもの中に「どんな時も、ママがいるから大丈夫」という安心感を育んでくれているようなのです。
●「強い母に、ありがとう」
オリンピックの舞台で、大きなプレッシャーに押しつぶされそうになるとき、不安で負けそうになるとき、彼らが思いだすのは、幼き日の母の言葉なのだそうです。
・嵐などの天災で不安になっている時、大きな温かい手で、わが子を引き寄せ、守ってくれた。
・エレベーターの故障で暗闇に閉じ込められた時、「ゆっくり深呼吸をして」と落ち着かせてくれた。
・突然の交通事故で叫び出しそうな時、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と手を握ってくれた。
そんな母の温かさ、強さに支えられて、ここまでやってこれたのです。
そして、選手となった後も、不安になったり、もう練習を続けられないと泣いた夜も、母は「あなたならできる。お母さんはよく知ってるわ」と、励ましてくれた。
オリンピック当日も、会場の片隅で、じっと見守る母たち。
その存在に勇気をもらって、勝負に踏み出す選手たち。
「やったー!」
応援席で静かに泣く母。
「ママ、やったよ!」
動画の最後にはこんなメッセージが。
「人を強くするためには、強い人が必要です。
ありがとう、お母さん。」
●ママの強がりが、いつしか、わが子の中で輝く結晶となる
本当はそんなに立派な母親じゃない、本当はそんなに強くない。
けれども、子どもを守るため、強がったり、平気なふりをして、子どもを包んであげる日もあります。
ママのその頑張りは、ちゃんと「安心」「信頼」「自信」となって、わが子の中で輝く結晶となっていくのですね。
P&G Thank You, Mom – Strong | Rio 2016 Olympic Games