子供が生まれるまでは、とにかく五体満足で健康ならそれで良い、と思っているものですが、実際に育児が始まってどんどん成長していくとやっぱり気になるのが子供の将来です。
優しい子に育ってほしい、スポーツ万能になってほしい、勉強が出来る子に育てたいなど、子供に対して期待を持つのは当然の流れです。
そして、将来的には安定した職業に就かせてあげたい、人よりも良い生活が出来るようにしてあげたいという希望も持つのも、子供を愛するがゆえの親心でしょう。
もちろん、子供に期待をするのは悪いことではありません。
親が期待すれば子供はそれに応えようとしますし、それに応えることができれば喜びにも自信にもなります。
逆に「何の期待もしていない」というのは子供の可能性を伸ばすことができませんし、子供は自分が認められていない、信じられていないという感情を抱くこともありえます。
ただし過度の期待をすると、それがプレッシャーとなってストレスになったり、心に大きな負担となってしまうので気をつけましょう。
子供に期待をしてそれが叶ったら、次はさらに上を期待してしまうかもしれません。しかし、子供の成長は親の期待に比例しているわけではありません。
それに、親がこうして欲しいと思っていても、子供には子供のやりたいことがあります。
それをまったく視野に入れず期待ばかりをしてしまったら、最初は嬉しくても次第に窮屈になり、そのまま言うことを聞く子であれば抑圧された生活の中で成長していきます。
一方的で過度な期待は、ストレスによって自暴自棄になったり、一つのつまずきで引きこもりになったりする可能性あります。
過度な期待になっていないか、注意してくださいね。
Photo by Michael Carmody