このたび、子育て中の失業者の方にとって嬉しい制度が始まることになりました。
職探しのためには面接を受ける必要がありますが、この時に子供の預け先がないと困る人がたくさんいます。
国がこれをサポートすることで、子育て中の失業者の再就職を助けます。
・子育て中の失業者の就労をサポートする制度が!
子育て中に失業してしまうのは、とても不安なことです。
子供にはとても多くの費用がかかります。
学費をはじめ、毎日の食費や衣料品など、成人するまでには莫大な費用がかかります。
そんな中、失業してしまったら少しでも早く再就職をと、焦るものです。
ただ、失業した際には雇用保険制度があるので、すぐには困らないという人も多いと思います。
ただ、雇用保険を受けるためには、面接をして職探しも同時にしなくてはいけません。
小さな子供がいる場合、周囲に子供を預けることができずに、思うように職探しや面接を受けることが出来ないという悩みを抱えた人もたくさんいます。
サポートしてくれる家族が周囲にいれば、子供を預けて面接を受けることもできますが、そうでない場合には、一時預かりサービスや認定子ども園などを利用することになります。
もちろんこのようなサービスは有料で、決して安い費用ではありません。
失業者にとってこれはとても大きな出費です。
そこでこのたび、こういった子育てをしている失業者で雇用保険の受給資格がある人が、職探しのために面接を受ける際のサポートをする制度が設けられました。
面接を受けるために子ども保育サービスを利用した場合、利用費の8割を支給する制度で、来年の1月1日からスタートします。
1日に8千円という上限と、面接15日分までの利用費という制限があるものの、これは失業者の方にとってとても助かる制度となります。
・失業給付の受給者の再就職を促す制度も見直しが!
厚生労働省では他に、失業給付の受給者の再就職を促すために、早期に再就職した時に支給されている「再就職手当」の給付率を引き上げることも決めています。
また、職業訓練などを受けるために利用する保育サービスの利用時にも、60日分を限度として、利用費の8割が支給される制度も始まります。
子供を持つ失業者がスムーズに安定した職に就けるよう、国のサポートが始まります。
Photo by Dan Harrelson