ひと昔前までは保育士さんのほとんどは女性で保母さんとも呼ばれていました。
しかし、最近では保育園や幼稚園でも男性保育士を見かけることが多くなってきました。
今後、男性保育士は増えていくのでしょうか、男性保育士の実情や将来性について紹介します。
・男性保育士の採用の実態
保育士を目指す男性も増えていますが、現状では就職が困難なケースが多いようです。
男性保育士がいる園も増えていますが、どこも一人か二人くらいです。
男性保育士がいない園では理解も少なく、雇ってもらえないケースが多いようです。
特に私立では、男性保育士の受け入れはしていないところも未だに多くあり、特殊な技能や能力がないと採用されないなどのケースもあります。
男性保育士が働くための環境も十分に整っていないので、肩身が狭い思いをすることにもなります。
男性トイレや更衣室がなく、女性保育士との関係にも気を遣います。
また、特に女の子の保護者から性的加害の危険はないのかという目で見られることもあります。
・男性保育士の将来性について
現状ではとても厳しい状況にある男性保育士ですが、男性ならではのメリットもたくさんあります。
女性しかいない園に、男性保育士がいることは、防犯対策としての効果が期待できます。
また、園では力仕事も多いですから、男性保育士がいれば何かと重宝されます。
他に、活発な男の子の遊び相手として、園の中での父親やお兄ちゃんとしての存在にもなれます。
2016年には保育士の月給アップの計画が発表されています。
現状では厳しい状況にある男性保育士ですが、男性ならではの活躍の場がもっと注目されるはずです。
Photo by Alex Guerrero