介護を受ける人が増える現代社会において、いつかは自分たちの身にも降りかかってくることと思っている人もいるでしょう。
実は介護と育児には共通することが2つあることをご存知でしょうか。
・見守ることと手助けの大切さ
子供はどんどん大きくなり、自分でできることが増えていきますが、できるようになるまでが長いと言う人もいるでしょう。
しかし子供が自分でできるようになるまではママも我慢して見守ることが大切です。
それでも手が出てしまう、それが見守りイコール難しいということです。
時間がないから自分がやる、失敗もないということもありますが、これは子供の成長を妨げることにつながります。
ある女性は2歳のお子さんを持つママで介護現場にて働いています。
介護現場で働いていたある日、食事中の高齢者がぽろぽろとご飯をこぼしながら震える手で食事をしているのを見て、つい手伝いましょうかと声をかけたそうです。
しかし先輩介護者から出た言葉は、できないからすぐに手伝うのは止めようということだったのです。
・大切なのは見守りと手助け
介護の現場で言われたことは、なぜその人ができないのかをじっくり観察し、原因を究明することが大切だということです。
その上でどうすれば本人が自分でできるか考え手伝うことが本人にとっても大切だと言うのです。
たとえば先ほどの食事がしづらい高齢者なら、箸ではなくスプーンを使ってみることを提案してみるといいでしょう。
子供の成長も同じで、なぜできないのか見守りながらその原因を追究し、どこに力を添えてやればできるか考えることが大切です。
たとえば寝返りがもう少しでできそうな赤ちゃんを見ると、ほんの少し腰を浮かせてあげれば自分で後は転がることができます。
自分で食べようとする子供がスプーンに食事を乗せた後、口に入れてごらんと言えばそのままスプーンを口に運ぶことができるでしょう。
子供が何かに一生懸命で頑張っている様子を見守るのはママとしての仕事と言えるのではないでしょうか。
Photo by Cheryl